2017-05-17 第193回国会 衆議院 厚生労働委員会 第20号
二〇一二年なんですけれども、カルテがないC型肝炎の患者の皆さんの医療と生活の実態を調査した、新潟医療福祉大学大学院、医療法人財団健和会臨床・社会薬学研究所の片平洌彦教授らの調査報告書があります。この中に、投薬証明となるカルテを得ようとしてどのような苦労をしたかという問いがあって、百二十七名の回答が寄せられております。
二〇一二年なんですけれども、カルテがないC型肝炎の患者の皆さんの医療と生活の実態を調査した、新潟医療福祉大学大学院、医療法人財団健和会臨床・社会薬学研究所の片平洌彦教授らの調査報告書があります。この中に、投薬証明となるカルテを得ようとしてどのような苦労をしたかという問いがあって、百二十七名の回答が寄せられております。
その注射薬は、日赤大阪薬学研究所第一〇一三号というのであつて、この注射薬の中に、あるいは、みようばんが多過ぎた、あるいは雑菌があつたというような、いろいろなことが言われておるのであります。被害者の人の親は、この原因追究のためには自分の子供を解剖に付してくれと申し出てさえおるのであります。これはどこに責任があるかということを徹底的に究明しなければならぬと思うのであります。
ところで、その原因は、製作者の日赤薬学研究所の製造品の中に誤りがあつて、毒素が混入いたしておつた、その製品を用いたということが発見をせられたわけでありまして、このたびの不祥事件を起しましたことは、重ねて私どもはまことに遺憾と思いますとともに、われわれも少なからざる責任を感じておるわけでもあります。